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モンスター依頼者とは、さっさと縁を切れ!!

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我々の仕事で精神的ストレスとなる原因の一つに「依頼者対応」があります。

あなたは依頼者から

依頼者A

先生!! なんか相手の言いなりですね!!

依頼者B

先生!! 私は泣き寝入りですか !?

と言われたことはないでしょうか。

あなたがどんなに誠実に依頼者と向き合い、

依頼者のために一生懸命、示談交渉や訴訟に汗を流していても。。。

私は依頼者の口からそのような発言が出ると、

弁護士A

ああ、あなたもそうなのか。。。

と落胆してしまい、一気に事件に対する情熱が消え去ります。

もうその人と電話したり、打ち合わせするのが億劫(おっくう)になったりします。

弁護士歴10年以上の著者が、

  • ・このような顧客にどのように対処すべきか
  • ・幸せに、日々楽しく弁護士業務を進めていくにはどうしたらよいか

について解説していきたいと思います。

見えにくい弁護士の仕事

確かにわかります。

素人の方にとって、弁護士の仕事は見えにくい。

弁護士がどんな努力をしているのかがわかりません。

  1. 膨大な証拠を精査し、その中から法的に意味のある事実を組み立てる作業
  2. ハチャメチャな主張をする相手方当事者を上手くいなし、こちらの要求を飲ませていく作業
  3. 「判決がどうなるか」を見据えながら、依頼者の最も利益になる点で和解を仕上げる能力

などは依頼者から見えにくいため評価しにくいのです。

だからこそ、頼んだ以上は、専門家の仕事を尊重し、信頼し、その結果を受け入れてほしいものです。

もちろん弁護士から依頼者に対する十分な説明があることが前提です。

精神的負担を感じる顧客

例えば以下のような顧客です。

  1. 相場より低い弁護士費用なのに、要求ばかり高い依頼者
  2. 相手の主張、判決などに対し、すぐ感情的になり怒ったりする依頼者
  3. 頻回電話で進捗を確認してくる

このような顧客とは早くおさらばしましょう。

我慢は不要です。

  • あなたのメンタルの健康や
  • あなたが楽しく働けること

が大事です。

上司A

仕事は苦しいものである。辛いものである。我慢しろ。

というのはです。呪いです。

私は「私の価値を認め尊重してくれるお客さん」としか仕事をしません。

そのおかげで毎日が楽しくとても幸せです。

キツい依頼者から遠ざかる方法

経営弁護士の場合

委任契約書

私は、依頼者との委任契約書において、「双方がいつでも任意契約を解除できる条項」を挿入しています。

受任を慎重に

私は受任をとても慎重にしています。

  1. 一見さんはお断りしています。
  2. 信頼できる方からの紹介でないとお受けしません。
  3. 国選弁護人も遠慮しています。

以前、被疑者国選で、被疑者から接見室で脅迫を受け、精神疾患を患ったにもかかわらず、裁判所が解任してくれなかったからです。

逃げ道を塞がれた苦痛ほど強烈なものはありません。

売り上げは落ちた??

このような営業態度をとったにもかかわらず、私の売上は変わりませんでした。

国選業務の報酬は私の売り上げの25%程度あったのにも関わらず。

不思議なものですね。

顧客層が良いと、弁護士費用も相当額を支払ってくれます。

弁護士も心に余裕ができて、より良い仕事が効率的にできるようになったからではないかと分析しています。

経営弁護士は、受任ルート、受任基準を見直してみることをお勧めします。

イソ弁の場合

イソ弁A

依頼者・仕事を選ぶなんてとても無理です 💦

というイソ弁さんの場合

弁護士じろう

キツい依頼者に当たったら、遠慮せずボス弁、上司に訴えましょう。

その結果、

  1. ボス弁が事件に一緒に入ってくれる
  2. 担当を変えてくれる
  3. ボスが顧客に直接注意をしてくれる

などしてくれれば良いですね。

しかし、

ボス弁

大事なお客さんだから、我慢してなんとか上手くやってくれ

のボス弁の場合、転職を考えた方が良いでしょう。

なぜならば、「売り上げ > 従業員の健康」という思想が透けて見えるからです。

そして、他人の考えは変わりません。

ずっとそのようなきつい職場での勤務が続きます。

その都度同じようになだめられて、その仕事を任され続けます。

私がボスなら、イソ弁からよく話を聞いて、事実認定をある程度した上で、何らかの措置をとります。

日本国内には、イソ弁のメンタルケアを重要視し、職場環境を重視している法律事務所、ボス弁はたくさんいます。

たまたま、最初に入った事務所にしがみつく必要はありません

良い事務所に入れば、事務所に行くのが憂鬱な毎日から

事務所に行くのが楽しい毎日に変わります

しかもそういう素敵な事務所に限って、給料が良かったりします。

弁護士じろう

是非とも転職活動をしてみて、他の法律事務所を見てみることをお勧めします。

気づかなかった自分の価値、優秀で信頼できるボス弁、アップする年収に出会えるかもしれません。

転職活動には、転職エージェントを使うことをオススメします。

理由

たくさんの求人先の中から、専属担当者があなたの要望、あなたに合う職場をピックアップして繋げてくれるからです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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2 担当者の対応がとても良いから

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まとめ

弁護士の仕事は、精神的な負担が大きく、うつ病になりやすい職業の一つだと思います。

今回は心の健康を最優先にすべく、モンスター依頼者からはすぐに避難すべきであること、経営弁護士の場合は、委任契約書ですぐに避難できるようにしておくこと、受任を慎重にすべきことをお伝えしました。

イソ弁の場合、ボスに対応を求め、それが不十分の場合、事務所を移転することをお勧めしました。

皆様が、出勤するのが楽しい、充実した弁護士人生を送る一助となれば幸いです。

ABOUT ME
弁護士じろう
弁護士実務10年以上。 地方で法律事務所を経営中。