■次席の決裁で
- いつも叱責される。
- 馬鹿にされる。
- 怒鳴られる。
- 机を蹴られる。
■次席が「あいつは無能だ」と職場内で吹聴している。
などで、
仕事に行きたくない。辛い。
と感じている検事さん、
思い切ってその職場、辞めちゃいませんか??
あなたがうつ病になってしまったら、それが原因で自殺してしまったら、元も子もありません。
弁護士である私も司法修習の時、このような次席に当たってしまって、精神的に追い詰められました。
このような決裁が毎日のように続けば、必ず病んでしまうでしょう。
この記事では、実際に次席のパワハラにより自殺した検察官がいた事、どうして自殺するまでに至ってしまったのか、これを回避するためにはどうすべきだったかについて書いています。
この記事を読めば、登庁するのがいつも辛いと考えている検事さんが、生き生き、楽しく仕事ができるようになる方法がわかります。
結論としては、我慢など一切せず、弁護士や企業内弁護士に転職をし、パワハラのない職場で勤務することの快適さを味わっていただくことをお勧めしています。
29歳で自殺した検察官
自殺した広島地検の検事遺族、公務災害申請 上司のパワハラや長時間労働訴え
広島地検の検事男性=当時(29)=が2019年12月に自殺したのは上司のパワハラや恒常的な長時間労働などが原因として、遺族が29日、公務員の労災に当たる公務災害認定を地検に申請した。・・・(引用:中国新聞デジタル2021年11月29日記事)
以下は、東洋経済新聞オンライン(2021年1月8日)より
お前がそもそもこの事件を理解してなくて証拠構造整理できてねーじゃねーか。お前は今までどういうつもりで公判検事やってきてんだ。
机バンバンみたいな感じになったわ。(2019年12月2日)
苦労して書き上げ、部長もOKを出した論告に対し、激しい叱責。
司法修習生以下と言われた。
「Pになったの間違ったかな。ダメだ」(2019年12月4日)
「泣きすぎだな。」(同6日)
「明日からに、怖さを感じている俺は、もはや末期なんだろうか」(同8日)
私も経験した次席の圧力
この検事の気持ち
とても分かります。
私も修習生の頃、次席決裁で過剰な叱責を受けました。
私の準備すべき証拠や論点が一部足りなかったのは確かです。
上司なら、その点を理由とともに優しく指摘して送り返せば良いだけのはずです。
しかし、取り返しのつかないミスをしたかのようにあげつらい、執拗に私を叱責するのです。
あまりの驚きと自己否定の言葉に私は半べそをかいてしまいました。
何のためのそのようなことをするのでしょうか?
この経験は私の尊厳を傷つけ、今も消えない心の傷となっています。
あれが毎日続くとなると、私もうつ病に絶対なっていると思います。
自殺の原因は職場関係が多い
我が国では自殺者数は、2011年まで14年連続毎年3万人を超えていた。
2015年は2万5,000人を下回ったものの、
未だに毎日65人が自殺している。
その中でも東京など大都市部での
30代以下の若者の自殺が、全体の3割
と死因のトップを占める(2016年2月16日付朝日新聞)。
内閣府自殺対策推進室の「自殺対策に関する意識調査」(2012年1月実施)によると、
ストレスの原因の最上位が「勤務問題」(42.9%、)
(次いで「家庭問題」44.0%,以下「健康問題」35.0%、「経済生活問題」26.0%などと続く)を占めている。
しかし、ストレスを抱えた本人が
誰かに相談したり、助言を求めることに「ためらいを感じる」
とする者が半数近い(43.4%,うち男性48.9%,女性38.7%)。
悩みを一人で抱えこむ傾向がある。
退職をお勧めする理由
健康>仕事
私はこのような職場に不幸にも遭遇してしまった弁護士や検事さんに対し、
すぐその場を退職することをお勧めしています。
なぜならば精神を病む可能性が高く、自殺に至る危険な職場だからです。
あなたの生命、健康が存在してこその仕事です。お給料です。
ご自分の中で、優先順位をつけてみてください。
我々は手に職がある
我々は司法試験に合格し、司法修習もクリアしました。
手に貴重な職があります。
このような人材は引く手あまたです。
今よりも心地いい、幸せな、あなたの尊厳を尊重してくれる楽しい職場がたくさんあります。
転職エージェントの活用
ツテがなければ転職エージェントに頼めば良いのです。
転職が決まってもこちらの負担は0円です。
良いところに就職すると心が本当に楽です。
毎日ウキウキです。
あなたにもこのウキウキ感を是非味わってほしい。
検察官を志望した「志」
社会正義の実現は検察官しかできないわけではありません。
弁護士になっても、またはその他の分野でもあなたのその資格で実現できます。
さあ、勇気を出して、退職への準備を始めてみられてはどうですか?
まずは行動
転職エージェントに登録するところから始めましょう。
転職活動自体はノーリスク・無料です。
- 私にはこんな需要があるんだ。
- 私のスキルはこんなに貴重なんだ。
などと再発見することもあるかもしれません。
違う職場も一度覗いてみませんか??
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